奇門遁甲の意味
奇門遁甲とは、古代中国を期限とする占術の一種です。占術の中でも式術と呼ばれる種類の術であり、時間や空間を操作することで運命の流れを操作することを得意とする術です。
奇門遁甲には様々種類の術が存在しますが、基本となるのは方位術です。
方位や方角によって運命の流れをコントロールし、幸運が訪れる事を目指す術法です。
方位術の中でも現在最も知られているのが、大地の気の流れを空間的に制御して運命を操ることを目的とした風水術です。
古代中国では、奇門遁甲は政治に大きく影響を与える占術でした。
国造りや街づくりには幸福を招くために風水の考え方が取り入れられ、実際に風水に従って建築された都も数多くあります。
日本の都にも大きな影響を与えており、風水的に正しい作りで設計された京都の町並みも奇門遁甲の影響を受けているといえるでしょう。
儀式などを行うのによい日取りを決めるのも、 奇門遁甲の役割です。
古代中国では宣戦布告の日を決めるのに奇門遁甲を利用して日取りを決めるのは常識でしたし、様々な儀式を執り行う日時を決定する時も必ず占いによって吉兆を確かめるのは当然の行いとして認識されていました。
公にはされていませんが、今でも各国で大規模な行事を行う際には占いによって日取りを決めているとされています。
西洋占星術が用いられる場合もありますが、現在の西洋占星術は古代エジプトを期限とする占星術に盗用発祥の奇門遁甲がミックスされたものであり、やはり奇門遁甲が大きくかかわっているのです。
奇門遁甲は暦にも大きな影響を与えています。
時間の流れによって運命を見極める奇門遁甲では、一年の大きな時間の流れを表す暦はとても重要なものでした。
冬至や夏至などの二十四節季刃カレンダーから導かれたものですが、その成立には奇門遁甲の影響が大きくかかわっています
大安や大凶といったいわゆる六曜と呼ばれる考え方も奇門遁甲の流れに連なるものであり、日取りが関わってくる占いは全て奇門遁甲の影響を受けているといっても過言ではありません。
結婚式に良い日取りを選んだりするのも奇門遁甲の流れをくむ思想の一種であり、幸福が訪れるであろう日時を占いを通じて調べて日取りを決定しています。
奇門遁甲は時間や空間を利用して運命を見通し、より良い方向へとコントロールし不幸を回避するための術です。
時間や空間をコントロールする術なので大規模なものも多いのですが、成功すれば非常に強力な効果が期待できます。
都市計画に組み込まれた奇門遁甲ならば数十年、数百年単位で運命をコントロールします。
即効性が低い代わりに持続力が高いため、目の前にある問題を対処療法的に解決するのではなく、運気を底上げしてより大きな幸せをつかみたいときに向いている術法です。
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