イタコの意味

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イタコの意味

イタコとは、東北地方で口寄せを行う巫女のことです。

死者の霊を霊界から呼び出し、イタコの体に憑依させることで一時的に現世での活動を可能にすることで死者との交信を実現します。

イタコの発症ははっきりとしていません。
一説には盲目で生まれた女の子が霊的才能を開花させ、死者の口寄せを行ったのが起源とされていますが、根拠となる資料や証拠などが少なく、イタコがいつ生まれいつから広まったのかについては諸説あります。

死者の霊を人間の体に憑依させる霊術は世界中にありますが、この種類の術は個人の才能や能力によるところが大きく、誰でも使用できるというものではありません。
生まれつきすぐれた霊的才能を持ったものが厳しい修行を重ねたうえでやっと体得できる術であり、術者の数は非常に少数です。

霊能者集団としてのイタコは世界的にみても大規模な部類ですが、それでも人数は最盛期で数十人程度にとどまっています。
術を獲得できる才能を持ったものがそもそも少ないため、現在ではイタコは消滅の危機にさらされています。

正確な数は不明ですが、正式に修行を重ねたイタコは10名にも満たず、今現在イタコを名乗って活動している巫女の中にはもぐりのイタコも相当数含まれていると推測されます。

ただし、イタコの修業をしていないからといって能力までインチキとは限りません。
特別に優れた能力を持っている人物であれば、独学で口寄せを習得することも不可能ではありません。

しかし、口寄せは霊界と現世とを結びつける非常に危険で不安定な術ですから、中途半端な状態で実行するのは大変危険です。
万一失敗した場合、口寄せした例が暴走して周りに危害を加える可能性がありますから、正しい修行を重ねたうえで力を身に着けたイタコ以外に依頼するのはやめたほうがいいでしょう。

現在イタコが活動しているのは、青森県の恐山のみです。
昔は東北地方各地にいたのですが、修業のため恐山を訪れるイタコが増えたのと、恐山が霊的に口寄せに向いている場所であるという理由からイタコが集まる場所になりました。

口寄せは、死者の声を通じて現世の人間にはわからない情報を知ることを目的としています。
生前聞けなかった話を聞いたり質問をしたり以外にも、未来予知や運命についてを尋ねることもあります。

先祖や親類など他のみ人に近い人間ほど口寄せがしやすく成功率も高いですが、まったくかかわりのない他人を口寄せすることも可能です。
日本人以外でも口寄せをすることは可能ですが、その場合の会話は日本語で行うことになります。
これはイタコの記憶や知識を通じて霊が会話をしているからで、呼び出した霊とイタコが口寄せを通じて一時的に一体化している証拠です。

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